■創造力と天井の高さは比例する!?

みなさんは、アイデアを出したいときや考え事をしたいとき、どこでしていますか?お気に入りの場所はありますか?

僕のオススメはズバリ……

天井が高い場所です。具体的には、ホテルのラウンジや美術館に博物館のカフェが僕のイメージにぴたり合致します。オフィスや家にに窓があると解放感があっていいですよね。イメージとしてはこれに近い感じですが、今回は窓ではなく、天井の高さにこだわります(笑)なぜなら、窓が多いカフェやオフィスだと人によっては、視線が気になって(外からも丸見えなので)、開放感はあっても、自分の頭は解放されにくくなってしまうからです。僕がそうです。

それよりも大切にしたいのは、天井の高さ。高ければ高いほどいいです。イメージしてください。高層階へ吹き抜けになっているホテルのラウンジや、天井が高い美術館内などにあるカフェを。僕はそこにいるといつもこんな感覚を覚えます。こり固まっていた右脳が解放され、自由な発想や思考が(ちょうど漫画の吹き出しのように)頭からぶくぶく出てきて、天井にのぼっていく。そしてそのアイデアの原型のようなものが天井にぶつかると、そこから天井全体に広がって、あるタイミングで自分に降りてくる。アイデアの原型が、天井に反射してアイデアになって「降りてくる」感じです。

ちょっと概念的ですが、この感覚わかりますか?

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■心地よいのは、どれだけ広いかよりもどれだけ「高い」か

天井の高さ、という意味では、住空間にも同じ事がいえると僕は思います。いつも思うのが日本の一般的な住居は天井が低く、ヨーロッパなどは高めだということ。僕は仕事柄、ヨーロッパに行くと友人宅に泊めてもらうことが多いのですが、どなたの家もいつもとても広く感じる。面積に関係なく、です。いっぽうで、日本に帰ってくるとホテルもカフェも住宅もとにかく天井が低く感じます。面積は明らかに欧州の友人宅より広いのに(ゴメンナサイ)。もちろん、土地が足りない都心であればあるほど、なのかもしれませんが、やはり天井は人間が感じる開放感や、クリエイティビティの解放に大きく影響するのではないでしょうか?

ロンドンのジュエリーデザイナー、内海直仁さんが僕に言ってくれた言葉が今でも忘れられません。

「どれだけ儲かるかではなく、自分がどれだけクリエイティブでいられるか? そのために必要なのは、クリエイティブな環境を自らクリエイトすること」

ぼくがお伝えしたいことの本質は、まさにここにあります。そして、逆説的ですが内海さんは結果的にいまもビジネス的にも成功し続けています。そのひとつの手段として今回僕がオススメするのが、

「アイデアを出すなら、天井が高い場所へ行こう」

ということです。

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■自分がいちばんクリエイティブになれる環境をつくろう

僕自身でいえば、毎月「小説家と過ごす日曜日」でうかがっている小説家の石田衣良さんの書斎がまずイメージされます。あ、ここなら俺も作家になれるかも……と錯覚します(笑、でも錯覚ってある意味大事だと思います)。

最近で言えば、マツダミヒロさんとアイデアを出し合った沖縄のリッツカールトンのラウンジもそう。ここは窓も多かったけど、窓の外は自然なので、人目は気にならず。まさにアイデアが降りてきました。

■アイデアが「降り」てくるオススメスポット

都内ならオアゾから直結の丸の内ホテル内にあるレストラン「ポム・ダダン」のロケーション(天井が吹き抜けになっています)が大好きで、良くカフェタイムに足を運んでいます。一杯1500円の珈琲を飲んでも、おつりが来るほどインスパイアされます。

横浜美術館もオススメです。ここは常設展を歩きながら見ているだけで、アイデアが次々に降りてきます。天井の高さこちらもいいです。

イギリスに行く機会がある方は、ぜひ大英図書館にも足を運んでみて下さい。個人的にはここほどインスパイアされる場所はありません。何しろ天井の高さが半端ない(笑)

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ロイヤルアルバートホールも良いです。

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みなさんもぜひ、自分をクリエイティブにできる環境を見つけて見てくださいね。まずは、天井の高い場所から──。

それではまた!

プロインタビュアー 早川洋平

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