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Photo: Byron Bay(Australia)

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私はカウンセリングの仕事をしているので早川さんのインタビュアーとしての仕事ぶりを参考にしています。常に多くのインプットがあると思いますが、それをどのようにアウトプットされていますか?

 

私も立場は少し違うのですが、聞くことが日常の仕事なので、
ときにインプットが多くなって消化が追いつかず、精神的に疲れがたまります。

 

ぜひ早川さんのやり方を伺ってみたいと思います。

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ぼくの番組「キクマガ」をお聴きのあるリスナーさん(ポッドキャストネーム:南風さん/女性)からこんなお便りをいただきました。フィールドは違えど、同様にお悩みの方もいるのでは──?そう思って、ぼくなりの考えをここでまとめてみたいと思います。

 

まず前提として疑ってほしいのは、そもそも「アウトプットしなきゃいけない」と思っていることが、いっそう自分を疲れさせてていないかということです。

 

なぜかというと僕自身もそう思って悩んでいた時期があったからです。もちろんそれは思い込みの罠だったのですけど。まず前提として、「インプットしたら絶対アウトプットしなきゃいけない」と思う必要はありません。

 

以前キクマガに出ていただいた、劇団主催の藤吉みわさんが、インプットとアウトプットのバランスについて悩んでいたとき、石田衣良さんにかけたもらった言葉を番組内で紹介していました。

 

「インプットもアウトプットも呼吸と同じ」ということで、「もうこれ以上吸えない」というくらい思い切り吸いこんでしまえば、もう吐くしかありません。それと同じことなので、そんなに意識しなくてもいいんじゃないかと思います。

 

そう言う僕も、かつて猛烈に取材をしてインプットが多くなりすぎたことがありました。普通だったら一生に1回会えるかどうかという人に、取材でしょっちゅう会っていくわけなので。そのペースが上がれば上がるほど悩みました。

 

「これを一つ一つ受け止めたらそれだけで人生変わるのに、全然消化できないよ」「アウトプットできないよ」というときに、「がむしゃらにそれをブログに書かなきゃ」とか「講演会で話さなきゃ」と思っていたんです。でも、そのために暑苦しく走り回る自分の姿を想像しただけでもうグッタリ疲れてしまいましたね。

 

ですから、本当にインプットのしすぎで疲れているのかどうかを、1度疑ってみる必要があると思います。

 

それでもインプットが多くなりすぎているということでしたら、普段聞き役なんですから、シンプルに話す側に回ってみたらどうでしょうか。講演会やブログ、仕事など義務感のあるもので話すのではなく、なんでも気軽にしゃべれる相手にしゃべってみるのがいいと思います。

 

実は僕にとって「キクマガ」のインタビュー本番以外の部分(アシスタントを務めてくれているYukiさんとのフリートーク部分)はそういう存在なんです。だからはじめてフリートーク部分を聴いた方はみな一様にこう言います。早川さん、意外と喋るんですね、と(笑)

 

個人的な考えですが、本当に必要なことは、あまり考えなくても何らかの形で出てくると思います。なので、あまり気負わずに、話しやすい相手にしゃべるというのがいいかなと思います。

 

それから、なにも「人の目に触れる」ものだけがアウトプットだけではないと思います。詳しくはこちらの記事に書きましたが、自分の内面を自分だけが目に触れるかたちで書いておくというのもとても効果的だと思います。全く気兼ねが入らないですからね。

関連記事:自分の創造力を回復させる一冊

 

ちなみに、前述のキクマガでの藤吉みわさんと僕との対談は4回分下記直接クリックすれば、無料でお聴きいただけます。彼女のインプットとアウトプットとのつきあい方はとても参考になりますので、よかったら聴いてみて下さい。

 

あ、僕とYukiさんとのフリートークの掛け合いは恥ずかしいのでほどほどに聴いてもらえ得れば大丈夫です(笑)

 

■第1回「あなたのハートをズッキュンします」
今回のゲストは「劇団ズッキュン娘」を主催している、藤吉みわさん。「劇団ズッキュン娘」の活動内容とは? 大学卒業後、進路に悩みながらも役者として生きることを決意し、劇団を立ちあげるにいたった経緯についても伺いました。

 

■第2回「恋の終わりと演劇への目覚め」
藤吉みわさんが、「恋愛に走った4年間」と語るほど没頭した大学時代の恋愛について質問。浮気騒動の末に寮の2階からテレビを投げるなど、本人が「狂気じみていた」と語るほど激しい恋の顛末と、別れの後に訪れた転機について話していただきました。

 

■第3回「批判されないものは売れない」
小劇場の客演としてオファーを受けていた藤吉さんが、役者としての限界を感じ、「劇団ズッキュン娘」を立ち上げるのに至ったのには、どういうきっかけがあったのでしょうか。また、メディアを通して浴びせられる批判について、藤吉さんがどう考えているか伺いました。

 

■第4回「すべては芸の肥やし」
一度聞いたら忘れられない「劇団ズッキュン娘」の名前の由来と、個性的なキャッチコピーが意味するものとは?ほかにも「ずっと自分を支えてくれた人」や「クリエイティブでいるために心がけていること」についても教えていただきました。

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